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秋のフィラリア予防について |
フィラリア予防の飲み薬は、
『飲む前1か月分の感染を無効にする』 という予防タイプです。つまり、予防注射のような「投与後の感染を予防する」という効果はありません。
蚊によってうつされたフィラリアの子虫は、2~3ヶ月の間、皮下や筋肉内で成長して、そのあと血流に乗って心臓へ向かいます。 血流に乗る前の子虫を殺して、フィラリアの心臓への寄生を完成させないためのお薬ですので、蚊を見なくなってから1ヵ月後まで飲ませる必要があります。
特に年度の最後のお薬は大事です。 最後を飲ませないことで、春まで放置された子虫たちが心臓へ到達して親虫になってしまうからです。
当院では『11月までの投与』をお勧めしています。 お気軽にお問い合わせください。
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妊娠診断 |
妊娠診断についてですが、一般的には超音波検査やX線検査が用いられます。
犬では交配から約4週後になると、超音波検査で胎児の心臓の動きを確認できるようになります。より確実に、胎児数まで知るためには、交配から約6週後にX線検査を行います。 妊娠していなくでも乳腺が張ったり、巣作り行動をとる場合があるので、ご家庭でわかりやすい妊娠兆候は、お腹が張ってくること(交配後40日位)でしょうか。 あまりかまい過ぎたりせずに、普段どおりに過ごさせてあげてください。
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フィラリア予防 |
フィラリア病は蚊が媒介して犬から犬や猫へ感染する寄生虫性心臓病です。 感染して1、2年すると心臓障害が起こり少しずつ咳をするようになりますが、その時点ではほとんどの飼育者はその咳が病気であることに気がつきません。
一度でも夏を経験したワンちゃんは、血液検査でフィラリアが寄生していないことを確認してから予防薬をお出しします。 当院では6月~11月の投与をお勧めしています。
早めに検査をして予防薬をお出しすることも出来ます。 なお、血液による健康チェックも同時に受け付けますので、ご希望の方はお申し付けください。
その他、ご不明な点は青森あず動物病院までお問い合わせください。
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かかりつけ病院について |
夜中に突然、ペットの具合が悪くなったらどうしたらいいでしょう? 怪我は「突然」するものですが、病気はたいてい前兆があります。夜中や早朝に電話がきて救急で来院した場合でも、良く聞いてみると「4、5日前から食欲がなかった」「昨夜から吐いていた」など、いわゆる「急患」ではないことがよくあります。 様子を見ているうちに、どんどん状態が悪くなったということなのですが、動物病院にも診療時間があります。時間外だと診られない事もありますし、出来るだけ早めに治療するほうが病気の回復も早いです。
定期的なワクチン接種や各種予防薬の投与、誕生日毎の健康チェックなども大事です。「予防はお金がかかる」と言われますが、病気になってからのほうが飼い主さんの負担も大きいし、ペットも獣医師もよほど大変です。 健康な時からホームドクターとしてかかりつけの病院があれば、いざという時に慌てずに済みます。特に病気の治療中や持病がある場合は、どんな薬でどんな治療を受けているか、ホームドクターなら全部わかるので、薬の重複などの心配も要りません。 救急の場合に備えて夜間連絡先なども、かかりつけの病院に確認しておくとよいでしょう。
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ペットとの共存 |
ペットを我が子同様に飼うようになり動物とのふれあいが密接になってきています。 良い事ばかりではなく、例えばペットの病気が人に染つるという事もあります。
実際、お腹に五百円玉大のあざの様な痒みを伴う皮疹ができ、なかなか治らないので皮膚科を受診したところ、「猫を飼っていないかね」と聞かれ、「実は獣医です」と答えると、笑いながら「糸状菌だよ」と言われました。 糸状菌とはカビの一種で犬や猫では普通にあるものですが、免疫力が落ちた時に発症します。これは時に人にも発症する人獣共通の病気です。動物と人では若干皮膚の症状が違うので全く気づきませんでした。
人獣共通感染症の多くは、必要以上に密接に接触しない、動物に触れた後は手を洗う、口移しで食物をあげない、ベッドの中に入れないなど、最低限の注意をしていれば、よほど体が弱っていない限り心配はありません。 他にも「猫に咬まれて腫れた」「子供がアレルギーに」「疥癬をうつされた」等々、動物の被害報告(?)は多々あります。 先日も「子供が猫に咬まれて怪我をしたんだけど」という電話がありましたが、咬んだ猫が怪我をしたのならうちへ連れてきてください、とも言えますが、人間の子供の方だったので、「病院へ行ってください」としか言えませんでした。
動物との生活の中で起こる色々なトラブルは、飼う側が気を付ければ解決することが多いと思います。 ノミ・ダニなどの寄生虫予防を含めたペットの健康管理をしっかり行い、家族になにか異常が認められた時は、速やかにヒトの病院へ行き、どんな動物をどのように飼っているかも併せて伝えることが、正しい診断・治療につながると思われます。
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